大和ライフネクストがマンション内配送サービスの実証実験を開始。管理員が荷物を一括受け取り、戸別配達を行い再配達率を削減する取り組み。
要約すると大和ハウスグループの大和ライフネクストは、2023年11月11日から都内のマンションで「マンション内配送サービス」の実証実験を開始しました。
この取り組みは、宅配会社からの荷物をマンション管理員が一括で受け取り、各住戸に配達するという新しい配送モデルです。
目的は、再配達率の削減と居住者の利便性向上です。
現在、分譲マンションでは宅配ボックスの設置や置き配の活用が進んでいますが、空きがない、セキュリティの問題、待機時間の長さなどの課題が顕在化しています。
大東文化大学の清水准教授の研究でも、特にタワーマンションにおける配達員の時間的負担が指摘されています。
新サービスでは、管理員が宅配会社から冷蔵・冷凍・代引き・書留を除く荷物を一括で受け取り、専用倉庫に格納します。
不在時は宅配ボックスや置き配を活用し、さらに配達できなかった場合は管理事務室で保管されます。
このシステムにより、居住者は荷物の受け取りがスムーズになり、再受け取りも容易になります。
マンション管理会社にとっては、顧客満足度の向上と新たなサービス提供による付加価値創出が期待されます。
大和ライフネクストは、管理員が配送業務の一部を担うことで収益増加と社会課題解決を目指しており、実証実験は2025年1月末まで続けられる予定です。
また、専用の配送管理アプリも開発中で、管理員はこのアプリを用いて荷物の受け取りと配達の記録を行う予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3d416d4d352a2e625da0ad77aab738e963251052