静岡市は2028年度からプラスチックごみの分別回収を開始し、リサイクルシステムへ移行します。脱炭素社会に向けた取り組みとして、CO2削減が期待されています。
要約すると静岡市は、2028年度から家庭で発生するプラスチックごみ(プラごみ)の分別回収を開始する計画を発表しました。
これにより、従来の焼却処理からリサイクルシステムへの転換を目指し、脱炭素社会への貢献を図ります。
国の方針により、2022年からプラごみの焼却をリサイクルとは見なさないとする法律が施行されたことが背景にあります。
静岡市では、年間5800トンの家庭系プラごみを再生利用することで、1万3820トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減が期待されています。
市は、プラごみの発生抑制を啓発しつつ、焼却炉を整備し、排熱を発電や温水プールに再利用する資源循環システムを構築しています。
費用面では、プラごみの分別回収に約8億4千万円の負担増が見込まれていますが、分別しない場合の清掃施設整備費交付金が受けられなくなるため、長期的にはメリットがあると市は説明しています。
また、市民アンケートでは62%が分別回収を支持しており、難波喬司市長は「脱炭素の観点から後れを取るわけにはいかない」と強調しています。
分別回収の実現には、プラごみを中間処理・再資源化する民間施設の誘致が前提であり、複数の事業者が前向きな回答を示していることから、実現に向けた期待が高まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/15b22adc30d4dc390ad3a5c3d01719dce6504136