日立が発表した「TWX-21 SCPF」は、データドリブンな戦略的調達とリスクマネジメントを実現するプラットフォームで、サプライヤー管理とリスク可視化の2つのサービスを提供します。
この新しいプラットフォームは、従来の調達業務において困難だったデータに基づく戦略的調達を可能にするもので、2つの主要サービスから構成されています。
まず1つ目は「サプライヤー管理サービス」で、これはCSR(企業の社会的責任)調達を実現するために必要なサプライヤー情報を一元管理するものです。
日立が自社の調達業務から得た知見を基に、管理項目が整備されており、従来は個別に管理されていたサプライヤー情報を体系化し、効率的に情報収集や検索ができるようにします。
また、ESG(環境・社会・ガバナンス)観点やQCD(品質・コスト・納期)の評価もサポートし、持続可能なCSR調達を推進します。
さらに、外部評価機関のデータベースと連携し、サプライヤー情報を自動的に更新する機能も今後提供される予定です。
2つ目の「サプライチェーンリスク可視化サービス」は、サプライチェーン上のリスクを迅速に検知し、可視化する機能を持っています。
サプライチェーンの構造をツリー状に表示することで、2次サプライヤー以降の情報も分かりやすく管理でき、自然災害やインフラ停止などの外的リスクを自動的に検知し、その影響範囲を特定することが可能です。
加えて、メディアやSNSからの情報を活用し、幅広いリスクを把握できる機能も搭載されています。
このプラットフォームは、株式会社Resilireのサプライチェーンリスク管理サービスと連携しており、企業のサプライチェーンの強靭性を高めることを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9249056e57c583ed30c17ad20adf4ab35a1b6f11