大分市での時速194kmの衝突事故は、危険運転か過失運転かが争点。法務省が基準の明確化を検討中。
この事故は、時速194kmの走行が「危険運転」なのか「過失運転」なのかが裁判での主要な争点となっています。
危険運転に該当する行為は、酒や薬物による運転の困難、進行の制御が難しい高速度、無免許運転、信号無視など多岐にわたりますが、今回の裁判では特に「進行の制御が困難な高速度」が焦点です。
検察側は、現場の道路にわだちや凹凸があり、194kmで走行することで車体が揺れ、ハンドル操作を誤る可能性があったと主張。
一方、弁護側は、道路に危険な障害物はなく、被告は車線を逸脱せずに走行していたため、危険運転には当たらないと反論しています。
過去には、時速146kmで走行した男がタクシーと衝突し、4人を死亡させたケースもあり、その際は「過失運転致死傷罪」が適用されましたが、危険運転の明確な基準はなく、速度に関するルールも不明確です。
法務省は、危険運転致死傷罪の法改正を議論する検討会を設立し、法定速度の1.5倍や2倍での走行を危険運転に該当させる意見が出ていますが、一方で道路状況や運転者の状況を考慮すべきとの慎重論も存在します。
交通事故鑑定人は、法定速度の2倍を超える速度は安全な停止が事実上不可能と指摘し、基準の明確化が求められていますが、速度だけで判断することの難しさも指摘されています。
この問題は、法律や事故の結果が重大であるため、慎重な議論が必要とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7c92942d32a7499985b45bf936145036cbb3c1f3
時速194kmの事故に関するコメントは、運転速度や道路状況が引き起こす危険性に関する議論が多く見られました。
多くのコメントでは、制限速度を超えた運転が危険であるとの意見が強調され、特に194kmという速度は一般道では制御が難しいとの認識がありました。
コメントの中には、高速道路であっても一般ドライバーがその速度で運転することが困難であると指摘する声や、運転手の技量だけではなく、周囲の状況も考慮する必要があるとの意見もありました。
さらに、過失と危険運転の違いについての議論もあり、特に故意に速度を出した場合は過失とは言えないとの意見がありました。
法律の解釈についても意見が分かれており、一般市民の感覚と法律の間にズレがあると感じるコメントが多く見受けられました。
このように、事故の原因や責任について多角的な視点からの意見が交わされており、特に速度と安全の関係について深い考察がなされていました。
ネットコメントを一部抜粋
道交法では円滑な通行を目的に様々な優先があります。
結局は天候や時間帯などの状況次第もで制御できるかは変わってくるので。
危険かどうかは状況次第。
運転手の技量もあるだろう。
進行の制御が困難な高速度、これがダメ。
この事故の裁判は裁判員制度で行われていると思います。