北朝鮮で「貨幣交換」の噂が広がり、物価が高騰。政府はデマと否定するも、住民の不安は増大している。
要約すると北朝鮮において、金政権が「貨幣交換」すなわち新ウォンへの切り替えを行うとの情報が広まり、国内では混乱が生じている。
特に、現行通貨が使用できなくなるとの不安から、住民は現物の買い占めや外貨への需要を高め、物価が急騰している。
政府はこの噂をデマと否定しているものの、市場では不安が広がっている。
情報は10月末から流布し始め、特に咸鏡北道と両江道の住民からの報告が相次いでいる。
報告によれば、新興富裕層や幹部が家電製品や食料品などの買い占めを行っており、それが住民の不安を煽っている。
また、銀行は破損した紙幣の交換を行わず、新たに500、1000、2000ウォンのコインや5000、1万ウォンの紙幣を発行する計画があるとのこと。
さらに、政府は個人間の外貨取引を厳しく取り締まり、貨幣交換の噂を流言飛語として扱い、取り締まりを強化している。
興味深いのは、現金カードの使用が促進されていることだ。
金正恩政権は、労賃の支給を現金ではなくカードに切り替える方針を進めており、全世帯がカードを持つことが求められている。
このため、住民は手持ちの現金をカードに移し替え、貨幣交換の噂を利用して利益を得ようとする動きが見られる。
これらの状況は、北朝鮮の経済における不安定さと混乱を象徴している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0be2530c718c5a818f7d297cc6122ccbee970b0b