AMDが組み込み機器向けSoC「Versal Premium Gen 2」を2026年半ばに発売予定。新製品はデータ処理とセキュリティ向上を目指し、PCIe 6.0やDDR5メモリをサポート。
要約するとAMDは2023年11月12日、組み込み機器向けのアダプティブSoC「AMD Versal Premium Gen 2」を2026年半ばに発売することを発表しました。
この新製品は、処理負荷の高い演算やネットワークアプリケーションを対象に設計されており、Versal Premiumシリーズの第2世代として登場します。
発売までのスケジュールでは、発表後に仕様書の早期アクセス版が公開され、2024年第4四半期には電力見積もりツールがリリースされる予定です。
また、2025年後半にはAMD Vivadoでのサポートが開始され、2026年前半にはチップのサンプルと開発キットが出荷されます。
最終的に、2026年半ばに製品版チップが市場に登場する見込みです。
Versal Premium Gen 2は、基本設計が第1世代をベースにしつつ、データの増加や高速な入出力帯域、データ転送の効率化、セキュリティへの対応といったニーズに応えるために改良が施されています。
具体的には、PCI Express 6.0バスへの対応、8レーンを2系統搭載すること、DDR5およびLPDDR5Xメモリのサポート、PCIe IDEによるセキュリティ向上、MIPI C-PHY対応の「X5IO」の搭載、128G SerDesの実装などが挙げられます。
これにより、現行製品の資産を活かしつつ、新しいトレンドにも対応できる強みを持つ製品となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1da781a21a66d922e877cc4ba6946766769d8549