福島第一原発のデブリから核燃料由来の成分「ユウロピウム」が確認され、原子力規制委員会がさらなる採取を要望。デブリはJAEAで分析中。
要約すると福島第一原発から取り出されたデブリに、核燃料由来の成分「ユウロピウム」が確認されたことが報告されました。
この発表は、原子力規制庁で行われた会合で東京電力からなされたもので、福島第一原発の2号機から試験的に取り出されたデブリの簡易分析結果が示されました。
ユウロピウムの検出により、デブリには溶けた核燃料の一部が含まれていることが明らかになりました。
今回取り出されたデブリの量は約0.7グラムと非常に少量であり、原子力規制委員会の山中伸介委員長は、デブリの採取をさらに複数回行うように要望しています。
このデブリは現在、茨城県にある日本原子力研究開発機構(JAEA)の研究所に運ばれており、14日から本格的な分析が始まっています。
福島第一原発には、1号機から3号機まででおよそ880トンのデブリが存在しており、今後の調査や分析が注目されています。
デブリの分析は、福島第一原発の事故の影響を理解し、今後の処理方針を決定するために重要なステップとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fcb3805fc19f13dfa3e751ef9256e475a0226ad1