東京エレクトロンは2025年3月期の利益を44.5%増の5260億円に上方修正。AI需要の増加が背景で、売上高も31.1%増の2兆4000億円を見込む。自社株買いも発表。
要約すると東京エレクトロンは2025年3月期の連結業績予想を上方修正し、当期利益を前期比44.5%増の5260億円に引き上げた。
これは、8月時点の予想4780億円からの大幅な修正であり、主な要因は生成人工知能(AI)の普及による投資需要の増加だ。
特に、AIサーバーやAI搭載のパソコン・スマートフォン向けの需要が高まっていることが背景にある。
また、同社は最大700億円の自社株買いも発表し、株主還元に積極的な姿勢を示した。
売上高は前年同期比31.1%増の2兆4000億円を見込んでおり、前回の予想の2兆3000億円からの引き上げとなる。
先端ロジックや広帯域メモリー(HBM)、アドバンスドパッケージングに対する需要が増加していると見込まれている。
さらに、中国市場における売上高比率は、規制リスクを考慮し、下期には30%台になると予想されていると川本弘常務執行役員が述べている。
2026年3月期には、中国を中心に成熟向け投資が減少する一方で、DRAM投資の拡大やロジックファウンドリー、NANDにおける投資増加が見込まれている。
同日発表された2024年4-9月期の連結決算は、増収営業増益を達成しており、今後の成長が期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4ca773ae1584ac8bd3d98706875f682ff4359038