韓国国会が尹大統領夫人に関する特別法案を可決、与野党の対立が激化。尹大統領は拒否権を行使する可能性が高く、再採決が注目される。
要約すると韓国の国会は14日、尹錫悦大統領の妻、金建希氏に関する疑惑を独立した特別検察官に捜査させるための特別法案を可決した。
この法案は、最大野党「共に民主党」が主導しており、与党「国民の力」は強く反発し、採決を退席した。
尹大統領は拒否権を行使する可能性が高く、同様の法案は過去に2度、拒否権によって廃案となっている。
共に民主党は、国民の力から造反者が出ることを期待しているが、国民の力は一枚岩で法案の可決阻止に臨む方針を確認した。
再可決には、在籍議員300人の過半数の出席と、出席議員の3分の2以上の賛成が必要であり、国民の力からの造反が鍵となる。
国民の力は、金氏の問題で攻勢をかける野党に対抗するため、特別監察官の設置を推進しており、尹大統領が金氏に関連して謝罪し、対外活動の自粛を約束したことを強調している。
与野党の攻防は、今月末の再採決に向けて激化する見込みで、共に民主党が提出した法案は捜査対象の疑惑を絞り込み、特別検察官の候補を大法院長が推薦するように変更されている。
国民の力は、共に民主党の李在明代表に対する裁判の判決が今月中に予定されていることを利用して攻勢を強める準備を進めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/da96191c75ea9f748e3113dacffbb64d32252e08