能登半島地震で稲作が4割減少、護岸崩壊による復興の遅れが深刻な状況に。農家は苦境に立たされている。
要約すると能登半島地震の影響で、石川県の奥能登地方におけるコメ(水稲)の作付面積が昨年の2800ヘクタールから、今年は震災後の土砂崩れや津波の影響により1800ヘクタールに縮小し、さらに9月下旬の豪雨で950ヘクタールのうち半分近くが土砂やがれきに埋まるなど、農家の苦境が続いている。
特に、穴水町の甲地区では護岸が崩れ、海水が水田に侵入し、かつての田んぼは沼と化している。
農家の泊一夫さん(76)は、国に再整備を求めているが、国の対応は鈍く、復興の目処が立っていない。
泊さんは、自宅が全壊と判定され、仮設住宅で妻と生活しているが、護岸崩壊による海水の侵入で、所有する水田も泥が堆積し、復旧の見通しが立たない。
地域の高齢者が多い集落では、復旧に税金を使うことに対する疑問も生じており、住民たちは不安を抱えている。
それでも泊さんは、農業を続ける意向を示し、故郷の魅力を次世代に伝えることを大切にしている。
彼の孫が田植えを手伝いに帰省した際、泊さんは家族が集まる場所を残すことの重要性を感じている。
能登には里山里海の恵みがあり、次世代にその価値を引き継ぐことが彼の使命であると考えている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/170e51ece35b90b99f3483de01eb6e5f6820988d