北朝鮮の慈江道に新たなミサイル基地「竜林」が確認され、ICBM連隊が駐留していることが明らかになった。この基地は30年前から建設が進められており、北朝鮮のミサイル開発計画の進行を示唆している。
要約すると北朝鮮の慈江道に新たに確認されたミサイル基地「竜林」は、米国のシンクタンクである戦略国際問題研究所(CSIS)が運営する北朝鮮専門ウェブサイト「ビヨンド・パラレル」により、初めてその存在が明らかにされた。
この基地は平壌から北東に170キロ、ソウルから324キロの距離に位置し、非武装地帯から242キロ離れている。
竜林ミサイル基地は、北朝鮮がこれまで公開していない弾道ミサイル基地の一つであり、中距離弾道ミサイル(IRBM)や大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運用する連隊または旅団規模の兵力が駐留しているとされている。
基地の設計は、上南里ミサイル基地と類似しており、峡谷の入り口に本部や行政施設、住宅が配置されている。
衛星画像では、基地は入口、検問所、本部、ミサイル出入口、地下施設、農作業関連敷地の5つの主要エリアに分かれていることが確認されている。
ビヨンド・パラレルによると、この基地の建設は約30年前の1994年から始まっており、これにより北朝鮮におけるミサイル開発計画が長期にわたり進行していたことが示唆されている。
新たなミサイル基地の存在は、北朝鮮の軍事力の増強を示すものであり、国際社会における緊張をさらに高める要因となる可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/160bdb0fa838919932f607b967afeedea469b2ae