元駐中国大使・阿南惟茂さんが肺炎で死去。日中関係修復に尽力した外交官として知られ、83歳での訃報が伝えられた。
享年83歳で、東京都出身である。
葬儀は近親者のみで執り行われ、喪主は妻の史代さんが務める。
阿南さんは東京大学を卒業後、1967年に外務省に入省し、中国課長やアジア局長を歴任した。
2001年から2006年まで駐中国大使を務め、その間に冷え込んだ日中関係の修復に尽力した。
特に小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対する中国の反発が強まる中、阿南さんは両国の関係改善に向けた努力を続けた。
彼の父である阿南惟幾陸相は、1945年のポツダム宣言受諾に反対し自決したという歴史的背景を持つ。
大使在任中の2002年には、中国・瀋陽の日本総領事館に北朝鮮の家族が駆け込む事件が発生し、中国の武装警官が館内に侵入して連行するという衝撃的な出来事もあった。
阿南さんの外交手腕や人間性は多くの人々に影響を与え、日中関係の重要な局面で活躍したことが評価されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/11e491234b6aa881baeac0dadb5173a6a8e1ff2a
阿南惟茂元大使の死去に関するコメントは、彼の外交的な努力や日中関係修復に対する尽力を称えるものが多かったです。
しかし、同時に日中関係の修復が実際に可能なのか、過去140年の歴史を踏まえて疑問を呈する意見もありました。
特に、阿南さんの父親に関するコメントでは、彼の軍歴や立場が取り上げられ、彼が終戦に導くために尽力したとの見解が示されました。
また、彼の父親が自決した背景についても言及され、歴史的な文献や映画を通じた理解の重要性が強調されました。
全体として、阿南元大使の死去に対する哀悼の意とともに、日中関係の複雑さや歴史的な文脈を考慮した意見が多く寄せられました。
彼の外交活動が評価される一方で、日中関係の未来に対する懸念も表明されていたのが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
阿南元大使の御父様は、陸軍大臣故に、立場上、終戦へ導く為、反対せざるをえなかったと説を言う方がいます。
なんのために修復するのか理解できない。
御尊父については、「日本の一番長い日」で、介錯を拒んでの切腹であった云々の記述があったと記憶していました。
お父上は真の武人であった。
どの様に思っていただろうか。
功罪の大きな方でした。