JAXAがKDDIを選定した月-地球間通信プロジェクトの全貌

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JAXAは、月-地球間通信や宇宙輸送システムなどの技術開発を進めるため、KDDIなどを採択し、次世代の宇宙活動を見据えた取り組みを開始しました。

要約すると宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月15日に発表した「宇宙戦略基金」事業において、3つの技術開発テーマの実施機関を決定しました。

これらのテーマには、月-地球間通信システムの開発、宇宙輸送システムの統合航法装置の開発、低軌道自律飛行型モジュールシステム技術が含まれています。

特に、月-地球間通信に関しては、KDDIが「月-地球間及び月面での大容量通信実現に向けた実現可能性検討」を担当し、福井工業大学が地上局を利用した通信システム設計を提案しています。

このプロジェクトは、米国のNASAが主導する月探査計画「Artemis」を背景に、高画質の映像データを月と地球間でやり取りすることを目指しています。

また、新たな地上局の設置も視野に入れています。

次に、宇宙輸送システムの統合航法装置の開発では、三菱プレシジョンが小型・低コスト・高性能な装置を開発し、民間小型ロケットにも対応できるようにすることを目指しています。

これにより、ロケットの運用コストを削減し、より安全な飛行を実現することが期待されています。

最後に、低軌道自律飛行型モジュールシステム技術に関しては、国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了後を見据えた「ポストきぼう」プロジェクトが進行中で、日本企業が開発する低軌道モジュールが海外の民間宇宙ステーションと連携し、自律飛行機能を持つことが求められています。

これにより、技術流出を防ぎつつ、地球低軌道での活動を活発化させることが期待されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e0291bcab18827ca510b0cd87ff8e32d7dfe4905

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