フィリピン残留日本人2世の香村サムエルさんが、日本国籍の回復を果たしました。沖縄から寄せられた情報が新たな証拠を生み出し、サムエルさんは父子関係を証明。喜びの声を上げました。
この歴史的な出来事は、彼の父親である赤比地勲さんの出身地である沖縄から寄せられた情報提供を契機に進展した。
サムエルさんは、戦後の混乱期に無国籍状態で生きてきたが、父親の日本国籍を引き継ぐ権利があるにもかかわらず、手続きができなかったため、長年の間無国籍のままであった。
昨年12月、国籍回復のために沖縄を訪れたサムエルさんは、父親の親族に関する情報を集めるために呼びかけを行い、複数の親族が名乗り出た。
これにより、サムエルさんは父子関係を証明するための新たな証拠を見つけることができた。
具体的には、親族から提供された資料には、父親の別名や、サムエルさんの母親の名前との類似性が記載されていた。
これらの証拠に基づき、那覇家裁はサムエルさんの新たな戸籍を作成し、日本国籍の回復を認めた。
サムエルさんは、国籍回復の喜びを表現し、「マサヤー・マサヤー(嬉しい・嬉しい)」と語った。
彼の物語は、戦後の歴史を背負った多くの無国籍者にとって希望の光となるものである。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9fc2abbc075c8611a404bb462744e8164d93d87c
フィリピン残留日本人2世の国籍回復に関するニュースに寄せられたコメントは、多様な意見が交わされていました。
多くの人々が、この国籍回復を喜ぶ一方で、制度の公平性や税負担についての懸念も表明されていました。
特に、2世が日本に貢献していないとの意見や、生活保護を受けることに対する批判がありました。
さらに、母国の国籍取得についての期待もあり、今後の制度がどうなるのかに関心が集まっていました。
コメントの中には、個別のケースに応じた対応が必要であるとの意見もあり、安易な一括対応に対する懸念が示されていました。
また、政治的な視点から、在外残留日本人に対する冷淡さと不法外国人への対応の違いについて疑問を呈する声もあり、制度の改善を求める意見が目立ちました。
このように、喜びとともに制度への期待や不安が入り混じったコメントが多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
2世は無国籍かもしれないが、3世は母の国籍が取得できる時代かな。
救済をするのは良いけれど、ちゃんと税や保険料を徴収してもらいたいです。
2世で日本に何ら貢献せずフィリピンで暮らしてきて、年寄りになったから生活保護受給できてと医療費無料で生活できるようになりよかったですね。
面倒でも個別に解決しないと一括対応だと絶対に全く関係ない人が紛れ込んで来るから。
海外で生まれで両親が日本人なら、日本国籍得るってことかな。