東京メトロの駅にあるカラフルな帯は、運転士用停止許容線で、停車位置の許容範囲を示しています。色分けにより、異なる車両に対応しています。
この色帯は、列車が停車する際の位置の許容範囲を明確に示すために設けられています。
もともと、運転士は「停車位置目標」と呼ばれる小さな看板を目安にしていましたが、ホームドアが設置されるようになったことで、ドアの開閉に影響を与える可能性が出てきました。
そのため、より分かりやすい目印としてこのカラフルな帯が導入されました。
色帯は、列車の停車位置の許容範囲を色分けすることで、異なる車両のドア位置に対応しています。
例えば、有楽町線や副都心線では、青色の帯が東武9000系や東武50070型、西武6000系に対応し、赤色はメトロ10000系やメトロ17000系、緑色は8両編成の車両に対応しています。
これにより、東京メトロは相互直通運転を行う他の鉄道会社の様々な車両に対しても適切な停車位置を示すことができるようになっています。
現在、この運転士用停止許容線はほぼ全ての東京メトロの駅に設置されており、ホームドアの整備が進む中で重要な役割を果たしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/09bc3676f97573fdf835c52f906284b393bb4160
コメントでは、東京メトロのカラフル帯に関するさまざまな意見が寄せられました。
特に、ホームドアの幅の統一が車両の基本部分の統一に繋がり、価格を抑える可能性があると考えた人がいました。
しかし、こだわりや利用乗降数、乗り入れによる車両の差が影響し、単純にはいかないのではないかとの意見もありました。
また、東急田園都市線にも同様の設備があることを知っている人が多く、運転手がそれを参考にしているのか疑問に思う声もありました。
さらに、現在ではTASCという装置が導入されているものの、故障時のために許容線が残されているという説明もありました。
運転士用停止許容線が手作りであることにギャップを感じるという感想もあり、最新技術とアナログな部分の共存が興味深いとされました。
運転士の目に頼る停車位置確認の難しさや、定期的に手動停車の訓練を行っていることに感謝の意を表するコメントも見られました。
全体として、技術の進化と運転士の役割に対する理解が深まる内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
普通に考えたら、ホームドアの幅統一からの、車両の基本部分の統一になり、価格を押さえることができそうだけど。
東急田園都市線にも設置されていて、私も駅員さんに聞いたことがあります。
今はTASCという定位置に停めるための装置があるが故障など万が一のためにこの許容線はある。
ホームドアという最新の設備のために、このアナログ(しかも手作り?)な「運転士用停止許容線」が使われるギャップが良い。
確かに停車目標ってのもいざ停止した時に「ズレてねえか?」と運転席からは確認しにくいところに掲げてある様な気が……。