静岡で発生した祖父母殺害事件から見える孫の殺意の背景とは?家庭内虐待が影響か
被告の山田悠太郎(25歳)は、2022年に自宅で同居していた祖父の浦山毅さん(79歳)、祖母の秀子さん(76歳)、兄の健人さん(26歳)をハンマーで殴り、殺害したとして起訴されている。
山田被告は「殺した記憶はない」と起訴内容を否認しているが、事件の背景には家庭内での虐待があったことが明らかになっている。
祖父母は健人さんに山田被告に暴力をふるうよう依頼しており、これが山田被告の怒りや恨みを引き起こしたとされる。
日本では、親族間の殺人事件が多く、2021年には808件の殺人事件のうち372件が親族によるもので、これは全体の約46%を占めている。
特に祖父母に対する殺害事件も少なくなく、2020年に公開された映画『MOTHER』は、実際にあった祖父母殺害事件を基にしている。
犯罪心理学者の出口保行氏によれば、殺人の動機の60%は「憤まん」や不満などの負の感情に起因しており、加害者と被害者の面識率は90%近い。
つまり、家庭内での濃い人間関係の中で蓄積された負の感情が、殺人に至る原因となることが多い。
祖父母に対する殺意を抱く孫たちの心理には、複雑な家庭環境や虐待が影響していると考えられる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ee43f966a0b34511e38c919a7e3e307c2874bd5b
コメントでは、家庭内の人間関係の複雑さや、祖父母との関係に関する様々な意見が寄せられていました。
介護問題や遺産の問題、さらには勉強や習い事の強要など、親族間でのトラブルの原因が多岐にわたることが強調されていました。
あるコメントでは、祖父母との適度な距離感が良好な関係を築く鍵であると述べられ、自身の経験を通じてその重要性を語っていました。
高齢化社会の中で、家族間の人間関係が難しいことも認識されており、特に介護に関する強要が問題視されていました。
別のコメントでは、祖父母の期待が孫にとってプレッシャーとなることが語られ、特に進路や結婚についての古い価値観が影響を与えていると感じられました。
川口の事件に関するコメントでは、事件の真相を知ることで、単なる悪者として捉えられない複雑な事情があったことが示され、映画化されたことにも触れられていました。
また、家庭内の問題に直面した際には、早めに市役所などに相談することが推奨されていました。
全体を通して、家族間の関係は一筋縄ではいかず、互いに配慮し合うことが大切であるという意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
介護問題や遺産の問題、勉強や習い事の強要に人間関係に対する口出し。
帰省のたびに「お前は跡取りなんだからいずれは地元へ帰って来なさい」と言われた。
事件の真相をテレビで見る機会があり、とてもいたたまれない気持ちになった。
親しき仲にも礼儀あり。
相手も一個人であり所有物ではない。
甘やかしすぎるとロクな大人にならない。