刈谷市と愛知県がイノベーション創出のための連携覚書を締結し、スタートアップと製造業の交流を促進。新たな協業の機会を期待。
要約すると刈谷市、刈谷商工会議所、碧海信用金庫からなる「刈谷イノベーション推進プラットフォーム」(KIP)と愛知県は、15日にイノベーション創出を目的とした連携覚書を締結しました。
この覚書は、愛知県が名古屋市昭和区に開設した国内最大のスタートアップ支援拠点「ステーションAi」に入居するスタートアップと、刈谷市内の製造業との連携を強化することを目指しています。
KIPは、刈谷市内の中小企業に対してイノベーション・エコシステムの形成を推進するための共同組織であり、今後ステーションAiに入居するスタートアップとの個別相談会を開催し、地域企業との協業を促進する計画です。
締結式には、刈谷市の稲垣武市長や愛知県の大村秀章知事などが出席し、両者の連携によるものづくり産業のネットワークの強化に期待を寄せました。
大村知事は、ステーションAiのネットワークが国内外に広がっていることを指摘し、今回の覚書が新たな連携体制を築く契機になると述べました。
稲垣市長は、自動車産業が変革期を迎えている中で、中小企業のイノベーション創出が活発になることを期待すると語りました。
締結式後には、刈谷市内の中小企業とスタートアップの連携事例を紹介するイベントも行われ、愛知県は県内全域におけるスタートアップ・エコシステムの形成を目指しています。
これにより、2021年に設立された「東三河スタートアップ推進協議会」や2023年の「ウェルネスバレー推進協議会」に続く、KIPが第三のパートナー拠点として位置づけられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6c2a1cea780b0f518206261996a698fab924fd2e