カリフォルニア州で、熊に変装したグループが高級車を傷つけ保険金を詐取しようとした事件が発覚。彼らは不自然な動きで車を攻撃し、保険会社の調査で真相が明らかに。
要約すると米国カリフォルニア州で、保険詐欺を目的とした奇妙な事件が発覚した。
4人のグループが「熊」に変装し、高級車両を意図的に傷つけて保険金を詐取しようとしたとして起訴された。
彼らは1月28日、ロサンゼルス近郊のレイク・アローヘッドに駐車していたロールスロイスやベンツなどの高級車3台が熊に襲撃されたと偽り、保険会社3社から合計14万ドル(約2155万円)の保険金を請求した。
これに対し、保険会社は不審を抱き、調査を開始した。
カリフォルニア州保険部は、防犯カメラの映像を生物学者と共に分析した結果、実際に車両を襲ったのは本物の熊ではなく、熊の着ぐるみを着た人間であることが判明した。
映像には、変装した人間が車のドアを開けて後部座席に入った後、ダッシュボードを傷つける様子が映っていたが、その動きが不自然であったため、専門家は「明らかに熊の着ぐるみを着た人間」と判断した。
さらに、車両内の傷跡も熊の爪によるものではなく、肉を切る際に使用するキッチンツールでつけられたことが明らかになった。
警察は容疑者の自宅を捜索し、犯行に使われた着ぐるみやキッチンツールを押収した。
カリフォルニア州保険部の広報担当者は、過去数年間にわたって奇妙な保険詐欺計画を摘発してきたが、偽の熊が使用されたのは今回が初めてだと語った。
この事件は、保険詐欺の手口がますます巧妙化していることを示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/427188e57d890770945b08ec89bd64e357be686b