東京と千葉を結ぶ新湾岸道路のルート決定プロセスが始まり、地域アンケートが開始されました。新たな高速道路の整備で交通混雑の緩和が期待されています。
国土交通省千葉国道事務所は、2024年11月15日に地域住民の意見を集めるためのアンケートを開始し、概略ルートを決定する第一歩を踏み出しました。
現在、東京と千葉市を結ぶ主要道路は「京葉道路」と「東関東道」の2本ですが、交通集中による混雑が問題となっているため、さらなる交通インフラの整備が求められていました。
新湾岸道路は、既存の道路よりも海側を通る計画で、首都高湾岸線、東関東道、外環道が接続する高谷JCTから船橋市や千葉市臨海部を経由し、蘇我ICや市原ICで館山道につながるルートが検討されています。
この新しい道路が完成すれば、千葉市中心部を迂回することなく、スムーズに南部方面へアクセスできるようになります。
また、京葉道路や東関東道の交通量が新湾岸道路に分散されることで、船橋・習志野・佐倉エリアの混雑緩和も期待されています。
2023年6月には「新湾岸道路検討会準備会」が設立され、今年3月には「計画段階評価」が開始される方針が決まりました。
この評価プロセスでは、地域の交通課題を問う1回目のアンケートが行われ、その結果を基に複数の概略ルート案がまとめられます。
続いて2回目のアンケートで3つのルート案が提示され、最終的な概略ルートが決定される予定です。
今回の地域アンケートは、Web形式やオープンハウス形式で行われ、回答期間は2025年2月28日までとされています。
オープンハウスは全21か所で開催され、千葉市美浜区役所を皮切りに、広範囲で意見を集める場が設けられます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/445733fb2e1b13cbd7aba1b62a6b10dc74480389
新湾岸道路のルート決定プロセスが始まり、地域アンケートが実施されたことに対して、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、船橋周辺の渋滞問題が特に目立ち、過去の道路整備が遅れたことに対する不満が多く表現されていました。
具体的には、船橋駅付近の交通状況や、国道14号、357号の混雑が指摘され、さらなるバイパスの整備が求められていました。
また、京葉道路や穴川インター付近での渋滞や事故も問題視され、特に内陸部の道路事情が悪化していることが強調されていました。
環境への配慮として、三番瀬の自然干潟を守るべきだとの意見もあり、新道路の建設による影響を懸念する声もありました。
さらに、完成までにかかる時間や費用についての疑問も多く、実際に利用できるのは数十年後になるのではないかとの懸念が示されていました。
全体として、地域住民の期待と不安が交錯している様子が伺え、今後の計画に対する関心が高まっていることがわかりました。
ネットコメントを一部抜粋
船橋のせいで渋滞する」と時折言われました。
この道路が建築されても足りないかもしれません。
混雑するのが穴川の辺りなので、宮野木JCTを通らない…
千葉県内はバイパスがほぼ無い。
堂本元千葉県知事の愚政の為に建設が遅れた。