マカオの2024年1~9月のGDPが前年同時期比11.5%増加し、観光業の回復が影響。民間消費も安定して増加中。
要約するとマカオ政府統計・センサス局(DSEC)が発表した最新のデータによると、2024年の1月から9月にかけてのマカオの域内総生産(GDP)は、前年同時期に比べて11.5%増の3010億パタカ(約5.8兆円)に達しました。
この成長は、コロナウイルスの影響が残る中で、2019年の同時期の86.3%まで回復したことを示しています。
特に、サービス輸出は前年同期比で11.4%増加し、観光業の回復が大きな要因となっています。
ゲーミングサービスの輸出は28.4%の大幅な伸びを見せており、観光サービス全体でも前年同時期と比較して1割5分近くの成長を記録しました。
一方で、貿易に関しては、貨物輸出と輸入がそれぞれ15.1%と8.3%減少しています。
経済の回復に伴い、マカオ住民の収入も増加し、民間消費は5.8%増加しました。
特に、地元市場での最終消費支出は4.8%増、外地での支出も13.6%増と好調です。
しかし、政府の新型コロナ経済支援策の終了に伴い、政府最終消費支出は10.1%減少しました。
企業の投資も活発で、固定資本形成総額は9.2%増加し、特に民間設備投資は31.9%増と顕著な成長を見せています。
第3四半期(7~9月)のGDPも前年同期比で4.7%増と堅調で、サービス輸出は1.3%増、内需も4.6%増加しています。
全体として、マカオの経済は回復基調にあり、観光業の回復がその中心的な役割を果たしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f43bbb1e2e6f6d6272edc93fa9b71cf00bb5bdf5