日本円連動のステーブルコインJPYCが累計発行額30億円を突破。新たな電子決済手段の発行を目指し、ブロックチェーン対応も進行中。
要約すると日本円に連動したステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」の累計発行額が、2023年11月に30億円を突破したことが、JPYC社からの発表によって明らかになった。
JPYCは、1JPYCが1円で取引される前払式のトークンであり、法的には暗号資産(仮想通貨)には該当しない。
JPYC社は2021年1月27日からこのコインを発行・販売しており、今年の1月には発行額が25億円を超えていた。
現在、JPYCはイーサリアム、ポリゴン、シデンネットワーク、ノーシス、アバランチ、アスターネットワークの各ブロックチェーンに対応している。
JPYC社は、従来の「JPYC(前払式)」とは異なる形で、資金移動業のライセンスを取得し、償還可能な「JPYC(電子決済手段)」の発行を計画している。
また、昨年11月には三菱UFJ信託銀行やProgmat社と共に、信託型のJPYC発行に向けた検討を始めた。
これにより、改正資金決済法に基づく電子決済手段としてのJPYCが発行される可能性が高まっている。
この信託型JPYCは、金銭による払い戻しが可能になる見込みである。
さらに、JPYC社は昨年12月に海外送金サービス「KYODAI Remittance」との業務提携についても検討を開始しており、1コイン=1円で利用・交換可能な新たな電子決済手段としてのステーブルコインの発行を目指している。
これにより、JPYCはますます多様な金融サービスに対応できる可能性を秘めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f8d1d7b952a900e3082e74eb0c87f5bf2aeb7c0f