明治大学がアニメの食事シーンの味を再現するシステム「TasteColorizer」を開発。AIを活用し、映像に味情報を埋め込むことで、視聴者が映像を見ながら味を体験できる技術を目指しています。
要約すると最近、明治大学の宮下芳明教授と学生の本間大一さんが、アニメや映画に登場する食事の味を再現するシステム「TasteColorizer(テイストカラライザー)」の研究を始めました。
このシステムは、過去の映像に味情報を付与し、視聴者が映像を見ながらその味を体験できることを目指しています。
具体的には、AIを活用して飲食物の映像を分析し、推定した味を映像ファイルに埋め込む仕組みです。
これにより、塩化ナトリウムやクエン酸などの調味料の水溶液を混ぜ合わせることで、視聴者は「味わえる映像」を楽しむことができます。
さらに、映像のピクセルに対応する形で味データを書き込むことができ、視聴者は任意の映像上で味を体験することが可能です。
この技術は、基本五味に加え、辛味などの味も再現できるため、より多様な味わいを提供することが期待されています。
また、味覚センサーを用いる従来の方法では再現が難しかった味も、GPT-4Vを活用することで再現可能になるとされています。
今後、本間さんは粘性や香りの再現にも挑戦する考えを示しています。
この研究は、映像と味覚の融合を実現する新たな試みとして注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/36797ec82dfb22f50901f893ca46b60ddbd48c2d