スーパーコンピューター「富岳」がTOP500で6位にランクイン。産業向け性能は10期連続のトップを維持しており、実用的な性能で存在感を示している。
要約するとスーパーコンピューター「富岳」が、スパコンの計算速度を競う世界ランキング「TOP500」で6位にランクインしたことが、理化学研究所と富士通から発表された。
前回は4位だったが、今回は米国の新型スパコン「エル・キャピタン」が首位に立ち、計算速度は毎秒174京2000兆回に達している。
富岳の計算速度は毎秒44京2010兆回であり、依然として高い性能を誇っている。
TOP500は、スパコンの性能を評価する国際的なランキングで、約半年ごとに発表される。
特に注目すべきは、富岳が産業向けの性能を示す「HPCG」やビッグデータ解析の「Graph500」で、10期連続でトップの座を維持している点である。
このことは、富岳が実用的な性能においても優れた存在感を示していることを示している。
エクサ級の計算能力を持つスパコンとして、TOP500に登録されたのはエル・キャピタンが3台目であり、1位と2位も米国のスパコンで占められている。
中国にも複数のエクサ級スパコンが存在するとされているが、現時点ではその詳細は不明である。
富岳の最新のランキングは、今後の技術開発や国際競争における日本の立ち位置を考える上で重要な指標となるだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/48f09ab2ab554b799ee837bc8d63f4f212ef0b92