アリババが2024年7~9月期の決算を発表。売上高は前年同期比5%増も市場予想を下回る一方、純利益は58%増。国際EC事業が好調で、株主還元も強化。
要約するとアリババグループは2024年7~9月期の決算を発表し、売上高は前年同期比で5%増の2365億300万元(約4兆9700億円)となったものの、市場予想を下回りました。
一方で、純利益は58%増の438億7400万元(約9200億円)と大きく成長しました。
事業別に見ると、国内EC事業を担当する「淘天集団」は1%増の989億9400万元(約2兆800億円)にとどまりましたが、国際EC事業のAliExpress(アリエクスプレス)は29%増の316億7200万元(約6700億円)と顕著な成長を遂げました。
また、クラウドサービスのアリクラウド(阿里雲)は7%増の296億1000万元(約6200億円)、物流会社のCainiao Smart Logistics Networkは8%増の246億4700万元(約5200億円)、生活関連サービス事業は14%増の177億2500万元(約3700億円)となりました。
アリババのCFOである徐宏氏は、7~9月期に41億ドル(約6400億円)を自社株買いに投じ、発行済み株式を6月末からさらに2.1%減少させることで株主還元を強化したと述べています。
全体として、アリババグループは国際EC事業や生活関連サービスの好調が純利益の増加を支えたことが分かります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/68d5c59848f4b80c9783e0425459c1d1970b9441