タイ映画『今日の海が何色でも』が2025年1月に日本公開。アイデンティティと環境問題をテーマに、二人の女性の心の動きを繊細に描く。
要約すると映画『今日の海が何色でも』は、タイ南部の海辺の町を舞台に、ふたりの女性が出会い、惹かれあう様子を描いた作品です。
この映画は、環境問題をテーマにしたアートを交えながら、アイデンティティや宗教感、環境問題など複雑な背景を持つ二人の女性の心の動きを繊細に表現しています。
特に、主人公のシャティは保守的な家庭で育ち、髪をヒジャブで隠すことが当たり前の環境にいます。
一方、都会からやって来た金髪のアーティスト、フォンは、シャティとは対照的な存在です。
しかし、二人はお互いを知るうちに、深い絆で結ばれていきます。
この映画は、第19回大阪アジアン映画祭で上映され話題を呼び、また第28回釜山国際映画祭のニューカレンツ部門で高く評価され、NETPAC賞とLG OLED New Currents賞を受賞しました。
監督のパティパン・ブンタリクは、環境ドキュメンタリーの取材を通じて得た経験を基に本作を制作しました。
特に、ソンクラー市のピーラ市長が政府の防波堤建設に反対して暗殺された事件が、映画のテーマに大きな影響を与えています。
彼女は、映画制作を通じて自身の経験や社会問題を描き、観客に深いメッセージを届けることを目指しています。
『今日の海が何色でも』は、2025年1月17日から全国で公開される予定で、観客に多くの考察を促す作品となることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/eb8aae3448757b37802c4077058603b7cc7580ba