アマゾンが新型ドローン「MK30」の飛行認可を取得し、アリゾナ州フェニックスでの配送を開始。目視外飛行の許可を得て、迅速な配達を実現。今後も全米展開を目指す。
要約すると米アマゾン・ドット・コムは、新型配送ドローン「MK30」の飛行認可を米連邦航空局(FAA)から取得し、アリゾナ州フェニックスでの配送を開始した。
この新型ドローンは、より小型で静かな設計が特徴で、オペレーターの目視範囲を超えて飛行する「目視外飛行」(BVLOS)の許可を得たことで、航続距離が延び、より多くの顧客にサービスを提供できるようになった。
アマゾンは、テキサス州カレッジステーションでも既に同様の許可を受けており、今回の認可により、フェニックス都市圏ウエストバレー地域でも新型MK30を用いた配送が実現した。
フェニックスの物流施設「セイムデー・デリバリー・サイト」近隣に住む顧客は、重さ5ポンド(約2.3キログラム)以下の商品を購入すると、1時間以内にドローンでの配送を受けることができ、雨天時でも配達が可能となっている。
アマゾンはこの即日配達拠点のネットワークを拡大し、配達の迅速化を図っている。
この施設は大都市近郊に位置し、人気商品を常時置いているため、数時間以内での配達が可能である。
アマゾンは2013年からドローン配送システム「Prime Air」の研究・開発を進めており、障害物検知・回避システムを新たに開発したことで、飛行中の安全性が向上した。
このシステムは、移動物体や静止物体を認識し、自動で進路変更を行うことができる。
アマゾンは、今後もドローン配送の対象地域を拡大し、30年までに年間5億個の荷物をドローンで運ぶ計画を立てている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89f9483452e1b636cddd548cccd1bb633a4687cb