TXOne NetworksがOTセキュリティの重要性を強調し、包括的なサイバーセキュリティソリューションの提供を発表。特に半導体や自動車分野に注力し、業界全体でのセキュリティ推進を目指す。
昨今、OTセキュリティの重要性が高まる中、同社はOTセキュリティ対策の導入段階に入ったとし、ITシステムと連携した包括的なサイバーセキュリティソリューションを提供する方針を示しました。
TXOneは、トレンドマイクロの社内ベンチャーとして2019年に設立され、現在は30カ国で約5200社の顧客を持つグローバル企業として事業を展開しています。
日本法人のTXOne Networks Japanも2022年に設立され、順調に成長を続けており、特に半導体関連分野でのビジネスが拡大しています。
TXOneの近藤社長は、OTセキュリティの重要性が認識され始めた2年前から、具体的な導入方法を模索する段階に移行したと述べています。
さらに、TXOneのCEOである劉氏は、OTセキュリティのニーズが急拡大しているものの、製造現場での実装はまだ始まったばかりであると指摘しました。
OTはITとは異なり、高い可用性と生産性が最優先され、顧客のCSOにとっては、可用性、サイバーの安全性、生産性の3つを同時に実現することが重要な課題です。
TXOneは、IDS/IPSやマルウェア防御、持ち込みデバイスの検査など、多様なセキュリティソリューションを展開し、最近では新製品「SageOne」を発表しました。
また、半導体業界と連携し、サイバーセキュリティ委員会を設立するなど、業界全体でOTセキュリティを推進しています。
今後の重点市場としては、半導体、自動車、医療などの重要インフラに注力する方針で、IT/OTセキュリティ市場のトレンドとしては、企業の65%が予算を増額し、51%がOTやIoT向けのセキュリティソリューションを導入する意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b88c5e3844afa8e076d000bfd5366c2dad0cf20b