JR東日本、新型ディーゼルハイブリッド車両導入決定

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JR東日本は2025年度下期に高崎・盛岡エリアに新型ディーゼルハイブリッド車両「HB-E220系」を導入する。環境負荷を低減し、乗客の利便性を向上させる設計が特徴。

要約すると東日本旅客鉄道(JR東日本)は、2025年度下期から高崎・盛岡エリアに新型ディーゼルハイブリッド車両「HB-E220系」を導入することを発表しました。

この新型車両は、ディーゼルエンジンによる発電でモーターを駆動し、さらに蓄電池を搭載した「ディーゼルハイブリッド方式」を採用しており、エネルギー効率を高めることを目的としています。

具体的には、ブレーキ時に発生した電力を蓄電池に充電し、加速時に利用することで、環境負荷の低減を図ります。

特に、排気中の窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)の削減効果が期待されています。

また、ディーゼルハイブリッド車両は電車との部品共通化が進むことで、メンテナンス性の向上も見込まれています。

車両は両運転台仕様(HB-E220形)と片運転台仕様(HB-E221形・HB-E222形)の2種3形式が用意され、いずれも20メートル級のステンレス製車体を持ち、最高速度は時速100kmです。

ラッシュ時の需要に応えるため、ドア数を従来の2扉から3扉に増設し、座席配置もロングシートに変更されています。

さらに、車内には車椅子やベビーカー向けのフリースペース、電動車椅子対応のトイレ、防犯カメラ、非常通話装置などが設置され、乗客の利便性と安全性に配慮されています。

導入される路線は、高崎エリアの八高線(高麗川~高崎間)と、盛岡エリアの東北本線(花巻~盛岡間)、釜石線(花巻~釜石間)で、全32両が新造され、高崎エリアには2両編成8本、盛岡エリアには2両編成6本と1両編成4本が配置される予定です。

従来型のキハ100系とキハ110系については今後の運用について未発表ですが、新型車両の投入に伴い、順次運用から撤退する見込みです。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b780ad0e495b39d43f9bb542824d0a61e1dc255c

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