日産「NXクーペ」:短命のセクレタリーカーの魅力

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日産の「NXクーペ」は、女性をターゲットにしたコンパクトな3ドアクーペで、短命ながらも独特のデザインと魅力を持つ。1990年に発売され、わずか4年で販売終了となった。

要約すると日産が1990年に発売した「NXクーペ」は、北米市場向けに開発された3ドアクーペで、わずか4年で国内販売を終えた短命のモデルです。

セクレタリーカーとして位置づけられたNXクーペは、特に女性をターゲットにしたコンパクトなデザインが特徴で、全長4140mm、全幅1680mm、全高1310mm、車重は1010kgという軽量さも魅力の一つです。

スタイリングはアメリカの「日産デザインインターナショナル」が手掛け、丸みを帯びたカジュアルな外観が「Z32型フェアレディZ」との共通点を持つことから、「ミニ・フェアレディZ」とも称されています。

また、ルーフを脱着できる「Tバールーフ仕様」も用意され、自由な楽しみ方が可能でした。

エンジンは1.5リッター、1.6リッター、1.8リッターの3種類が選べ、トランスミッションは5速MTと4速ATから選択できます。

インテリアはシンプルなデザインで、女性が使いやすいように傘収納スペースが設けられ、専用の傘が付属するなど、細やかな配慮がなされています。

しかし、日本でのセクレタリーカーの概念が浸透していなかったことや、3ドアクーペよりもスポーツモデルの人気が高かったため、販売は苦戦し、最終的に約1万5000台の販売にとどまり、1994年には国内生産が終了しました。

NXクーペは短命に終わったものの、そのユニークなデザインとコンセプトは今も多くの自動車ファンに記憶されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3bfbc0aefcfc212b858c5051681f6def1eda1d67

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