『ポケモンGO』が収集したデータで地理空間モデルを構築する中、軍事利用の懸念が高まっています。
要約すると人気ゲーム『ポケモンGO』の開発元であるナイアンティックが、ゲーム内で収集された3Dデータを利用して「大規模な地理空間モデル」を構築していることを発表しました。
このモデルは、視覚測位システム(VPS)を活用し、スマートフォンのカメラで撮影された画像からユーザーの位置をセンチメートル単位の精度で特定することができます。
ナイアンティックによれば、現在、世界中で約1000万カ所のスキャンデータが収集されており、そのうち100万カ所以上がVPSサービスで利用可能です。
このデータを使い、建物の外観や内部の情報を推測することができ、特にポケモンGOの「ポケモンプレイグラウンド」機能などでその技術が応用されています。
とはいえ、この技術の利用には懸念も生じています。
特に、ポケモンGOのプレイヤーが知らず知らずのうちにデータ収集に協力し、そのデータが軍事目的に使われる可能性が指摘されています。
ロンドンのシンクタンクのアナリストは、ポケモンGOが自動化された兵器システムの構築に寄与する可能性を警告しており、これに対する批判が高まっています。
ナイアンティックは、データの幅広い利用可能性を主張していますが、利用者の安全やプライバシーに対する懸念も無視できない状況です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2138b96730be79251ca9f535455d681219e4c9ec