トランプ当選に若い男性が影響を与えた背景には、ポッドキャスト「マノスフィア」の存在がある。特にジョー・ローガンが若者に強い影響を与え、彼らの投票行動を変えたことが注目されている。
その中でも特に注目されているのが、「男性中心主義者」たちが集まるネットコミュニティ「マノスフィア」である。
この記事では、在米ジャーナリストのシェリーめぐみ氏がこの現象を詳しくレポートしている。
トランプ氏の当確が出た直後、UFC代表のダナ・ホワイトが若者に人気のポッドキャスターたちの名前を挙げ、彼らの影響力を称賛した。
特にジョー・ローガンのポッドキャストは再生回数が5000万回を超え、その視聴者の約80%が若い男性である。
2024年の選挙では、ハリス支持とされていた若いZ世代の男性の約60%がトランプに投票したことが、選挙結果に大きな影響を与えたと考えられている。
実際に、トランプに投票した理由として「ジョー・ローガンで見たから」と答える若者も多く、ポッドキャストが彼らの意見形成に寄与していることが明らかだ。
このように、マノスフィアと呼ばれるカルチャーやコミュニティが、アメリカの若者に与える影響は計り知れない。
背景には、男女間の深い分断が存在しているとされ、これが今後の政治や社会にどのような影響を及ぼすのか、注視が必要である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9206f8f0da0fa3afe23a80d898963d13d9249597
トランプ当選を支えた「マノスフィア」の影響力に関するコメントでは、民主党の掲げた政策がマジョリティの関心を引かなかったことが指摘され、共和党の勝利は民主党の自滅に起因するとの意見が多く見受けられました。
特に、LGBTQなどのマイノリティの権利を重視するあまり、経済や雇用、移民対策といった具体的な課題が後回しにされたことが、一般の支持を失う要因になったと考えられています。
さらに、マノスフィアという概念が浮上し、男性中心主義が再評価される中、次代の勝者は失われた尊厳を取り戻すためのプランを立てた者になるだろうという見解もありました。
これに対し、男女の役割や社会の分断についての懸念も示され、リベラル思考の弊害や、男性と女性の集団行動に対するダブルスタンダードが批判されました。
全体として、トランプの支持層の背景や、今後の社会における男女の関係性について多様な視点が交わされていたことが特徴的でした。
ネットコメントを一部抜粋
民主党の掲げた、各少数者の保護政策というのは、大学に入って読書してまじめに勉強するインテリの考え方なんですよ。
共和党が勝利したというより、民主党が自滅した選挙ではないでしょうか。
日本でもZ世代の男性はジェンダー平等推進は「やりすぎ」と感じる人が多いですよね。
そんなのがいるんですね、これもまた多様性でいいんじゃないですか?
記事の「マノスフィア」(manosphere)とは、昔ならメール・ショービニスト(male chauvinist)と呼ばれた層を広い意味で含んでいますが、少し異なるのかもしれません。