オーストラリアのウルルでは、観光公害が問題視され、2019年に登山が禁止されました。これにより観光客は文化や歴史を学ぶ方向にシフトし、観光収入が回復。先住民の知恵を伝える新たな取り組みが進められています。
要約するとオーストラリアの「ウルル」は、観光客の訪問が増える一方で、観光公害という問題に直面しています。
ウルルは先住民アボリジナルにとって神聖な場所であり、観光客による登山や迷惑行為が環境や文化に悪影響を及ぼしていました。
2019年には登山が禁止され、観光客の行動が変わる契機となりました。
登山禁止後も観光客が増加し、ウルルの文化や歴史を学ぶ「カルチャーツーリズム」が注目されています。
先住民の知恵や文化を伝える新たな試みとして、ドローンを使った視覚的な物語や、先住民の食文化を体験するアクティビティが導入され、観光の質が向上しました。
この結果、観光収入は回復し、環境負荷も軽減されるとともに、先住民への利益還元も増えています。
日本の観光地でも観光公害が問題視されている中、ウルルの取り組みは他国にとっても参考になるでしょう。
観光のあり方を見直し、文化や自然を尊重することが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7abe7c3d8fe15100720b3d302a6f036f905d4619