エゾシカ肉専門店が皮を活用し、革製品ブランドを展開。持続可能な資源活用を目指す。
エゾシカは、食害や交通事故の影響で年間十数万頭が駆除され、その多くは肉すら利用されずに処分されています。
林さんは、2012年に北見市に移住し、狩猟を始めた後、2015年にポロワッカを設立。
熟練ハンターが仕留めたエゾシカを仕入れ、厳格な管理のもとで熟成し、肉を提供しています。
ジビエが一般的でなかった当初は苦労もありましたが、鹿肉の需要が安定してくると、捨てられていた皮の活用を考えるようになりました。
2018年には皮革の産地、埼玉県草加市の業者と協力し、レザレクションを立ち上げ、バッグや財布、風呂敷、マフラーなど様々な製品を製造しています。
鹿革は柔らかく耐久性に優れており、林さんは解体所の特性を活かして製品に適した皮を選ぶことができると語ります。
2023年度のエゾシカの推定生息数は73万頭に達し、農林業への被害額は約48億円に上っています。
林さんは「活用先が増えないと駆除も進まない」と述べ、今後は骨の利用も模索しているとのことです。
エゾシカ肉の消費と皮の活用を通じて、持続可能な方法で資源を最大限に活かす取り組みが進められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5fceda15536f3a472ecfaa0774d42d533d548c8c
エゾシカ肉と皮の持続可能な活用法に関するコメントは、多岐にわたる意見が集まりました。
多くの人々が、エゾシカの皮は非常に丈夫でしなやかである一方、加工には手間とコストがかかるため、廃棄処分が多いという現状を指摘していました。
特に、鹿の皮を製品化するには高いコストがかかるため、需要が低く、結果的に多くの皮が廃棄されてしまうことが懸念されていました。
また、鹿肉については、特にハンターが処理した肉の美味しさを称賛する声があり、食文化としてのジビエの普及が進んでいることも示唆されていました。
しかし、鹿肉や皮の利用がまだ一般的ではなく、観光品としての価値しか見出せない現状も指摘されていました。
さらに、鹿の皮を用いた商品が他の動物の皮と比較して認知度が低く、消費者が選ぶ際に避けられてしまうことも問題視されていました。
一方で、鹿の皮を利用した製品の魅力や日本の伝統的な手仕事の価値を再評価する意見もあり、もっと多くの人にその良さを知ってもらう必要があるとの声もありました。
全体として、エゾシカの持続可能な利用には、加工技術の向上や市場の認知度向上が求められるとの結論に至っていました。
ネットコメントを一部抜粋
鹿革は弓道のコテや武具に使われるくらい丈夫でしなやかなんですが。
廃棄が大半になるのは仕方ない。
本物の鹿の皮をなめして車用の水拭きに使うのは最高。
余さず活用はいいのだけど、ツノや皮を製品化しようとなるとコストが相当かかる。
記事ので書かれてますが確りと処理された蝦夷鹿の皮って柔らかくて手触りも良いんです。