仏LVMHのアルノー会長がフォーブス生涯功労賞を受賞。彼の先見の明が高級ブランド帝国を築く鍵となり、LVMHは世界最大の高級ブランド企業に成長。
要約すると仏高級ブランドグループLVMHのベルナール・アルノー会長兼CEOが、2024年フォーブス世界CEO会議でマルコム・フォーブス生涯功労賞を受賞しました。
この賞は、起業家精神の理想を体現する人物に贈られ、アルノー氏の国際的な事業成功を称えています。
彼は土木技師としての教育を受け、フランス北部の家業の建設業から得た資金で、世界的な高級ブランド帝国を築いてきました。
1984年に仏高級ブランド「クリスチャン・ディオール」を買収したことから始まり、40年以上にわたり数々の取引をまとめてきました。
特に2021年に行った米宝飾品大手ティファニーの158億ドル(約2兆4400億円)での買収は、LVMHの成長を加速させました。
彼の手腕により、LVMHはルイ・ヴィトンやモエ・ヘネシーを含む75以上の高級ブランドを擁する世界最大の高級ブランド複合企業体に成長し、時価総額は3120億ドル(約48兆円)に達しています。
フォーブスは、アルノー氏の純資産を1560億ドル(約24兆円)と推定し、世界長者番付で5位にランクインしています。
授賞式では、フォーブスの編集主幹スティーブ・フォーブスが、アルノー氏が業界の外からの視点で他者が見逃した好機を見出したことを称賛しました。
LVMHは20万人以上の従業員を抱え、6000店舗以上を運営し、昨年の純利益は141億ユーロ(約2兆2700億円)、売上高は862億ユーロ(約13兆8700億円)に達しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/daa8b8a7297bfbc8f55bd235e263246e18c3dc78