HISが子会社の不正受給疑惑で決算発表を延期。雇調金の不正受給が調査中。
この延期の理由は、同社の連結子会社である「ナンバーワントラベル渋谷」が雇用調整助成金(雇調金)を不正に受給していた疑いが強まったためです。
具体的には、2020年4月から2023年3月の間に約1億円を受給していたとされ、東京労働局が今年4月から調査を進めています。
HISは、調査結果が出次第、雇調金の返納などの対応を行う方針です。
また、HISは外部の専門家に依頼し、グループ内で他に同様の不正がなかったかも調査しています。
旅行業界では、新型コロナウイルス禍に関連した不正受給や過大請求の問題が相次いでおり、HIS自身も2021年には別の子会社で観光支援事業「Go To トラベル」の給付金不正受給が認定されていました。
このような背景から、HISの信頼性や経営に対する影響が懸念されています。
今後の調査結果やHISの対応が注目される中、業界全体の透明性や健全性を求める声が高まるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/068a95159517ae0594af9fd925fe0b2d82974732
HISの子会社による不正受給が発覚し、決算発表が延期されたことに対して多くのコメントが寄せられました。
特に、旅行業界全体の体質や企業文化に対する疑念が強く、過去の問題から学んでいないのではないかとの指摘がありました。
コロナ禍において多くの企業が厳しい状況にあった中、政府からの補助金が不正に利用されることに対する違和感を示す声も多かったです。
また、HISが過去にも同様の問題を抱えていたことから、内部監査やコンプライアンスの不備が指摘され、企業としての誠実さが問われました。
さらに、旅行業界の特性として、他の業界と比べて優遇されているのではないかとの意見もあり、補助金の配分の公平性についても議論がありました。
これにより、HISのブランドイメージや業績への影響が懸念され、業界全体の信頼性が揺らいでいるとの見解が示されました。
ネットコメントを一部抜粋
旅行業界といえばコロナ禍には2兆7000億円の予算で2020年にGoToキャンペーンが行われた業界です。
今のタイミングで決算発表延期とは、労働局から指摘を受けて隠し切れなかったものと想像します。
上場企業であればその時に調査をするべきだった。
観光業はどうしてここまで保護しないといけないのか?
子会社が不正受給というより、子会社を利用してHISが不正受給したのだろう。