大手生保4社が中間決算で大幅増益、利息や配当金の増加が影響
要約すると大手生命保険4社が発表した2023年4月から9月までの中間決算では、いずれも前年同期比で大幅な増益を達成しました。
日本生命は過去最高の基礎利益4866億円を記録し、これは2015年の開示以来の高水準です。
この増益の要因として、利息や配当金の増加が挙げられます。
特に、今年買収した介護最大手「ニチイホールディングス」の業績も中間決算に反映され、全体の利益を押し上げる要因となりました。
第一生命ホールディングスは3062億円の基礎利益を達成し、前年同期比で41.9%の増加を見せました。
明治安田生命と住友生命もそれぞれ2985億円(+14.2%)、2050億円(+37.8%)の増益を記録しました。
これらの結果は、日本銀行が3月にマイナス金利を解除し、7月に追加利上げを行ったことが影響しており、保有する証券の配当金や利息収入が増加したことが基礎利益を押し上げる要因となっています。
このように、経済環境の変化が生命保険業界にポジティブな影響を与え、大手生保4社の業績を大きく改善させる結果となりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c293ffe263eee803da08762fdeac6040ac3c34f