台湾の嘉義市でミュージカル「KANO」が上演され、観客からスタンディングオベーションが起こりました。1931年の甲子園大会での嘉農の準優勝を描いたこの作品は、日台交流の象徴として感動を呼び起こしました。
要約すると台湾の嘉義市で19日、日本のミュージカル「KANO」が上演され、観客からスタンディングオベーションが贈られました。
このミュージカルは、1931年の甲子園大会で台湾代表の嘉義農林学校(嘉農)が準優勝した実話を基にしており、愛媛県の坊っちゃん劇場で昨年4月から上演されています。
今回の公演には、嘉農野球部を指導した近藤兵太郎監督の教え子たちも駆け付け、感動を共有しました。
特に、96歳の蔡清輝さんは「公演は名誉なことで興奮している」と語り、当時の厳しい指導を振り返りました。
また、91歳の林司朗さんは「近藤先生の台湾への凱旋」と感慨深く述べました。
上演前には愛媛県知事が挨拶し、愛媛と台湾の交流の進展を期待する言葉を述べました。
公演は20日まで続き、18日には地元の子供たちを招待して特別公演も行われました。
近藤監督は今年1月に台湾野球界への貢献が認められ、台湾籍以外で初めて「棒球名人堂」に選出されるなど、日台の野球交流を象徴する存在となっています。
ミュージカル「KANO」は、台湾の先住民、漢民族、日本人の混成チームが甲子園で快進撃を遂げるストーリーで、今回の上演もその歴史的な意義を再確認させるものとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/da4766ec45bbba7ab59fe82bcb4c48bea005914b