イスラエルとヒズボラが停戦合意、27日午前11時に発効。イスラエル軍は60日内に撤収し、レバノン軍が展開。戦闘の終息へ向けた重要な一歩。
要約するとイスラエルのネタニヤフ首相は、米国主導の停戦案を受け入れる意向を示し、ヒズボラとの停戦が現地時間27日午前4時(日本時間同日午前11時)に発効することを発表しました。
この停戦は、昨年10月から続く戦闘の終息を目指すもので、イスラエル軍とヒズボラは互いへの攻撃を停止し、イスラエル軍は60日以内にレバノン南部から撤収することが求められています。
撤収後、レバノン軍がその地域に展開し、兵器の売買や製造はレバノン政府が監督することになります。
また、不法な兵器製造拠点は破壊される予定です。
米国は停戦違反を防ぐためにレバノン軍への協力を行う方針ですが、米軍の戦闘部隊は現地に派遣されないとされています。
レバノンのミカティ暫定首相はバイデン大統領との電話会談で停戦合意を歓迎しましたが、ヒズボラの幹部は停戦条件を精査する必要があるとし、慎重な姿勢を見せています。
ネタニヤフ首相は、ヒズボラの指導者や主要幹部を攻撃し、その戦闘能力を大幅に削減したと主張し、停戦の条件はヒズボラの対応次第であると強調しました。
彼は、イランの軍事的脅威に対処し、兵器の補充を進めるために停戦に同意したと述べ、レバノンの戦闘をパレスチナ自治区ガザでのハマスとの戦闘と分離し、ハマスを孤立させる狙いもあると説明しました。
最近の戦闘では、レバノンで3700人以上が死亡し、120万人が避難を余儀なくされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bbee933d7db8a7cd69b4e8e9f58a4a0e2c954b91