大学生の生成AI利用が学力に影響を与える可能性があることが、ドイツの調査で示されました。AIを使用した学生は試験成績が低い傾向にあり、教育現場での利用方法が問われています。
全国大学生活協同組合連合会の調査によると、2023年には約46.7%の学生が生成AIを利用しており、その中でも28%は継続的に使用していることが明らかになりました。
利用目的は、論文やレポート作成の参考、翻訳、外国語作文、さらには相談相手としての活用が挙げられています。
しかし、生成AIの利用には懸念も伴います。
特に、自分で考える力が低下するのではないか、あるいは間違った情報を信じ込んでしまう危険性が指摘されています。
これに対して、ドイツのブレーメン大学では「生成AI利用と試験のパフォーマンス」に関する調査が行われました。
この調査では、財務会計の入門コースを受講した学生を対象に、生成AIを使ったレポート提出者とそうでない学生の成績を比較しました。
最初は572名の学生が参加しましたが、最終的には193名が分析の対象となり、AIを利用したと見なされた学生は約3割に達しました。
研究結果は、生成AIを利用した学生が試験で低い成績を収める傾向があることを示唆しています。
この調査は、生成AIの利用が学生の学力に及ぼす影響を考える上で重要な示唆を与えており、今後の教育現場における生成AIの取り扱いに関する議論を促すものとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/63bf27d39e063df9913dd5902f48680e85255d44
コメントの内容は、生成AIの利用が大学生の成績に与える影響についてのさまざまな視点を示していました。
多くの人が、AIを使った学習が本来の学力向上に寄与しないのではないかと考えていました。
特に、AIを利用したレポートの評価が不公平になる可能性や、AIを上手く活用できない学生が成績が悪くなるという意見がありました。
さらに、AIの誤りや限界についても触れられ、結局は利用者の知識や事実確認が必要であることが指摘されました。
また、勉強の目的が変わる可能性についても議論があり、AIを使うことで「頭が良いこと」が無価値になるのではないかという懸念が示されました。
全体的に、生成AIの利用が学生の学びにどのように影響するのか、教育現場での評価基準の見直しが必要であるとの意見が多く見受けられました。