日本のビジネスパーソンは生成AIへの関心が低く、導入希望業務は「特になし」が過半数を占める調査結果が出ました。
調査対象は全国の経営者、役員、会社員の100名で、生成AIを導入したい業務について尋ねたところ、最も多かったのは「特にない」という回答で、過半数を占めました。
この結果は、日本のAI活用率が世界最下位であるというMicrosoftとLinkedInの調査結果とも関連しており、国際競争力の低下が懸念されています。
具体的に効率化を希望する業務としては、「全体的な業務」が11.0%、「書類や文書の作成・確認」が10.0%と続き、顧客対応に関しては自動回答やお問い合わせ対応などが挙げられました。
生成AIを導入している企業の活用状況では、「社員の業務効率化」が37.5%で最も多く、次いで「カスタマーサポート」が25.0%、「社内ヘルプデスク」が21.9%となっています。
この調査結果は、日本における生成AIの導入状況や活用の可能性を示唆しており、今後のビジネス環境における生成AIの役割が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f50d273dc83d4f09d6ae060e9641d4dbcf88beec
コメントの中で、多くのビジネスパーソンが生成AIに対する関心が低かった理由が語られていました。
まず、企業や自治体が提供するAIチャットが、実際に問題解決に役立たなかったという意見がありました。
事前に調べた情報と同じ内容が返されることが多く、AIの利用方法が誤解されているとの指摘もありました。
また、生成AIの回答が必ずしも正確でないことに対する懸念も示され、質の高い学習が必要であるとの意見がありました。
さらに、日本社会の特性として、企業や自治体が顧客に対して100%の安全性を求める傾向があり、これがAIの活用を制限しているとの見解もありました。
高齢社会における新しい技術へのアレルギーや、AIの活用方法に対する理解不足も指摘され、特に高齢者が新しい技術を受け入れにくいことが進歩を妨げているという意見もありました。
AIの活用が日常的に行われていても、多くの人がその存在を理解していないという現状もあり、業務効率化のためにAIを利用する意義が感じられないというコメントも見受けられました。
最終的には、AIの活用が必ずしも必要とされていない状況が続いているとの意見が多く、企業や個人がAIを利用するための具体的な目的や方法が明確になっていないことが、関心の低さに繋がっていると考えられました。
ネットコメントを一部抜粋
実際に企業や自治体が用意しているAIチャットで質問して問題が解決したことが無いです。
日本でAIが活用されない理由は、顧客が100%の安全性・信頼性を求める日本社会のあり方そのものらしい。
日本は高齢社会だからね。
高齢者は新しいものアレルギー。
AIなんて、普通の人はチャット的なシステム以外は、使われている事自体理解できていないでしょう。
今の会社を良くするためにAIの必要性を感じないからな。