韓国銀行は2023年のGDP成長率を2.2％に下方修正し、来年は1.9％と予測。低成長局面に入った可能性を示唆している。
要約すると韓国銀行は28日に発表した経済展望において、2023年の実質国内総生産（GDP）成長率の見通しを前回の2.4％から2.2％に下方修正した。
この決定は、1～3月期に記録した1.3％という異例の高成長を背景にしたものの、4～6月期に前期比0.2％減少し、7～9月期も0.1％の成長にとどまったことを反映している。
韓銀は今年の成長率見通しを5月に2.5％としたが、8月には2.4％に引き下げており、今回の2.2％は韓国政府の2.6％や国際通貨基金（IMF）、経済協力開発機構（OECD）、韓国開発研究院（KDI）が示す2.5％よりも低い数字である。
また、来年の成長率見通しも2.1％から1.9％に引き下げられ、韓銀が推計した潜在成長率（2％）を下回ることから、韓国経済が低成長局面に入った可能性を示唆している。
さらに、今年の消費者物価の上昇率見通しも2.5％から2.3％に下方修正され、来年の見通しも2.1％から1.9％に引き下げられた。
これらの数字は、韓国経済が直面している課題を示しており、今後の政策対応が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d964cfa1dcef6e08a8139830d42641ebffe5a92