スマホの普及により、若年層の首や肩の痛みが深刻化している。調査によると、20代男性の35%が首に悩みを抱えており、長時間のスマホ利用が原因とされている。正しい姿勢やストレッチが重要。
その一つが「スマホ首」と呼ばれる現象です。
スマホを操作する際に首が前に傾くことで、ストレートネックの状態が長時間続くことが原因とされています。
日本シグマックス株式会社が行った「カラダの痛み・悩みに関する実態調査2024」では、特に若年層において首や肩の痛みが深刻化していることが明らかになりました。
調査では、全国の20~65歳の男女2,203人を対象に実施され、20代男性の首の悩みは35.0%に達し、同年代の腰の悩み(26.0%)を大きく上回っています。
また、20代・30代の女性でも肩の問題が最も多いことが判明し、若年層全体で首や肩の痛みが顕著なことが示されています。
これは、若年層のスマホ利用時間が長いことが影響していると考えられます。
NTTドコモの調査によれば、1日4時間以上スマートフォンを使う割合は、20代男性で46.6%、20代女性で69.5%にも上ります。
長時間の前かがみ姿勢が、首や肩に大きな負担をかけているのは明らかです。
首の痛みに対する対処法としては、自分で運動やストレッチを行うことが最も多く、特に女性では42.4%がこれを実践していますが、対処しない人も少なくありません。
体幹深部筋研究の専門家である金岡恒治先生は、首の痛みの原因を「二足歩行をする人間が、頚椎で頭の重さを支えるため、姿勢が悪くなること」と指摘し、あごを引いてから首を動かすことを推奨しています。
正しい姿勢を意識し、スマホの長時間利用を控えることが、首や肩の健康を守るために重要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/16228fafca061954099451c1d5bc6b67f728b837