日本の宇宙ベンチャーispaceの月面着陸再挑戦の意義とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本の宇宙ベンチャーispaceが、前回の失敗から2年ぶりに月面着陸に挑戦。称号を得られない中でも、未来の月資源活用を目指す。新たな技術開発も進行中。

要約すると日本の宇宙ベンチャー企業ispaceは、2022年12月に打ち上げた月面着陸船「RESILIENCE」によるミッション2を控えています。

このミッションは、前回のミッション1での失敗から約2年ぶりの再挑戦であり、着陸地点は「氷の海」と呼ばれる北緯60.5°、西経4.6°の地点に設定されています。

前回の挑戦では世界初の民間企業による月面着陸を目指しましたが、着陸に失敗しました。

今回のミッションで成功した場合でも、すでに他の企業が月面着陸に成功しているため、「日本初」や「民間企業初」の称号は得られません。

しかし、ispaceのCEO袴田武史氏は、「1番になることが目的ではない」と強調し、未来の月資源の活用や民間企業の役割の重要性を語っています。

また、ミッション2では、マイクロローバーが月面のレゴリスを採取し、その所有権をNASAに譲渡する契約が予定されています。

これは、将来的な月資源の商取引への道を開くための一歩と位置付けられています。

袴田氏は、アメリカの宇宙開発が民間企業の技術力に依存している現状を踏まえ、ispaceも月面開発において重要な役割を果たすことを目指しています。

さらに、彼は米国法人を設立し、アルテミス計画の一部として新たな月着陸船の開発を進めており、2027年頃にはより大きなペイロードを持つ新型ランダーの開発も計画しています。

日本の民間宇宙ベンチャー企業として、ispaceが今後どのように宇宙開発に貢献していくのか、その動向が注目されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d3bebc3a1bfae1f8acebb4d0daaab061da037ba4

関連URL

2024年最新!月探査のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。