東京都の新婚活支援「TOKYO縁結び」、AIマッチングの実態と登録の難しさを体験
このシステムは、相性の良い相手をAIが提案するもので、少子化対策としての役割が期待されています。
東京都の調査によると、結婚を希望しながらも婚活を行っていない人が約7割存在しており、このシステムはその解決を目指しています。
登録条件は18歳以上の独身者で、東京に在住または在勤・在学であることが求められます。
筆者は30代前半の独身女性として、初日に登録を試みましたが、そのプロセスは非常に面倒でした。
登録には、本人確認書類、独身証明書、年収証明書、プロフィール写真、誓約書、そして登録料11,000円が必要です。
特に誓約書は、東京都知事に対して登録内容が真実であることを誓うものであり、これも手間がかかります。
登録を進める中で、本人確認のオンライン面談や性格診断テスト「EQアセスメント」を受ける必要がありました。
このテストでは、自分の性格や価値観を明確にするための選択肢が提示され、特に許せないポイントについて考えさせられる設問がありました。
筆者はこの過程を通じて、相手に求める条件を具体的に言語化することができ、自分自身の価値観を再確認する良い機会となったと感じています。
全体として、AIマッチングシステムは新しい試みですが、その登録プロセスの厳しさや面倒さが課題となっているようです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/798bbb8a43ccfbc537ddd0a6252d00e26c5ea095
コメントでは、東京都のAIマッチングアプリに対するさまざまな体験や意見が寄せられていました。
利用者の中には、約1年間の使用経験をもとに、月に4人の紹介があったものの、実際に会えたのは1人だけで、メッセージのやりとりができないため、初対面で結婚の話をするのは非常にハードルが高いと感じた人がいました。
また、女性の登録者は結婚に真剣である一方、男性の登録者は条件が厳しく、出会いの難しさを実感しているとの意見もありました。
さらに、過去のアプリでは男性が課金し、女性は無料というスタイルが一般的であったため、サクラが多かった経験を語る声もありました。
東京都が運営するアプリは、冷やかしを排除するために登録が面倒になっているとの見解もあり、登録者の本気度を試す意図があるのではないかと考えられていました。
取材目的で参加することに対して疑問を持つコメントもあり、特に一部の利用者は、真剣に婚活をしている人たちの時間を無駄にしているのではないかと懸念していました。
全体的に、アプリの利用者は出会いの難しさや、登録者の真剣度について考えさせられる意見が多かったです。