化粧品メーカーLUSHは、SNSからの撤退を決めてから3年が経過したが、その選択に後悔はないと強調。メンタルヘルスを守るため、SNSの利用停止を続け、店舗での体験を重視している。
11月28日にオーストラリア議会が16歳未満のSNS利用を禁止する法案を可決し、SNSの悪影響が再び注目される中、LUSHは2021年のブラックフライデーに合わせてInstagramやTikTok、FacebookといったSNSの利用を停止した。
この決断の背景には、ビッグテック企業が個人情報を搾取し、心に悪影響を及ぼす中毒性の高いアルゴリズムを用いているという懸念があった。
2024年のブラックフライデーでもSNS発信は行わないが、LUSH新宿店では「体験」を重視したイベントを開催し、顧客に直接商品を楽しんでもらう機会を提供している。
LUSHの共同創立者マーク・コンスタンティン氏は、SNS利用がもたらす危険性について警鐘を鳴らし、メンタルヘルスを守るための行動が必要だと強調している。
一方で、ブランドシニアマネジャーの宮腰陽子氏は、SNSを使わないことによるデメリットも認めつつ、メンタルヘルスの重要性を訴え、SNS運営企業の責任を問う姿勢を示している。
さらに、LUSHはインフルエンサーを活用したキャンペーンを行うことで、SNSの拡散効果も期待している。
デジタルコミュニケーションが増加する中で、LUSHは顧客に対して店舗での五感を楽しむ経験を提供することの重要性を強調し、特に若い世代における「ソーシャル疲れ」の深刻化に対処しようとしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dd62fa5ae3d5380f40a9b9d56d6cee0d4b2f2eca
LUSHがSNSを撤退した理由について、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、店舗での買い物の楽しさや、現物確認の重要性が強調されていました。
特に、ネットショッピングとは異なる店舗の雰囲気や、実際に商品を手に取ることの大切さが語られていました。
また、LUSHの商品はプレゼントとして喜ばれることが多く、価格が高めでもギフトとしての需要が高いという意見もありました。
一方で、SNSの運営に対する批判もあり、特に「ソーシャル疲れ」や、ステマ、トレンドハッシュタグの問題が指摘されていました。
SNSのアルゴリズムがメンタルヘルスに与える影響についての理解もあり、多くの人がその問題に共感している様子が見受けられました。
さらに、LUSHがインフルエンサーを使ったキャンペーンを行っていることに対して、SNSからの撤退が単なるコスト削減に過ぎないとの意見もありました。
また、店舗の強烈な香りに対して不快感を示すコメントもあり、香害に関する懸念が表明されていました。
全体的に、LUSHのSNS撤退に対する意見は多岐にわたり、店舗での体験や商品の価値、SNSの影響についての考察が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
買い物に出かけること、店舗の雰囲気、現物確認とネットショッピングでは全く別物だから絶対店舗で買い物する
でも情報発信はしてほしい
結局SNS離れは出来ていない
ソーシャル疲れ、本当にその通り。
私達が問題にしているのは、SNSの運営企業がメンタルヘルスを損なうと知りつつも、中毒性のあるアルゴリズムを利用していることです