柏市教育委員会が導入するAI相談員の実証実験

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柏市教育委員会が生成AIを使った「悩みチャット相談システム」の実証実験を開始。児童生徒の悩みを早期発見し、適切な支援を目指す取り組みです。

要約すると柏市教育委員会は、児童生徒の悩みを早期に発見し解決するために、生成AIを活用した「悩みチャット相談システム」のモデル実証を開始しました。

この取り組みは、柏市内の小中学校で実施され、株式会社ZIAIが提供する福祉相談システムを利用します。

児童生徒は24時間いつでも相談ができるため、ストレスの緩和を図り、必要に応じて教員やスクールカウンセラーに繋がる仕組みです。

すでに高校での実証実験では、不登校や自殺予防に寄与した事例が報告されています。

AI相談員を利用した高校生の中には、他者に相談できなかった悩みをAIに打ち明けることで、少しずつ学校に行けるようになったという声もあります。

日本ではいじめや不登校、児童虐待の問題が増加しており、特に2022年にはいじめの認知件数が過去最多の681,948件に達しました。

文部科学省の調査によると、不登校に至った児童生徒の多くが「誰にも相談しなかった」と回答しており、悩みが表面化されにくい状況が続いています。

また、非常勤のスクールカウンセラーや業務過多の教員が多く、相談体制が十分でないケースも見られます。

このAIチャットシステムは、教員の負担を増やすことなく、児童生徒の悩みを早期に発見し、適切な初期対応を目指しています。

モデル実証は2024年10月21日から12月27日まで実施され、対象は小学5年生から中学3年生までです。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b1e6572c269baa9136570d53dd0d8ed8553b9e82

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