20代の若者がサブスクを解約する理由とその実態を調査した結果、解約率が高いことが明らかになった。特に無料お試し期間終了後の解約が多く、企業は顧客維持策を強化する必要がある。
2023年4月に実施された消費者アンケート調査では、1035人の日本在住の男女を対象に、デジタルサービスの利用状況と解約実態が調査された。
その結果、動画配信サービスが70%と最も高い利用率を示し、次いで音楽配信が43.3%、電子書籍が18.8%、ゲームが12.9%となった。
特に20代の女性は、電子書籍やゲームを除くほとんどのサービスで高い利用率を示し、サブスクの主要なユーザー層であることがわかる。
一方で、解約率は非常に高く、特に「自動車」（69.2%）や「コスメ」（66.7%）などの高額サービスにおいて顕著であった。
20代はサブスクへの抵抗感が少なく、契約と解約を繰り返しながら様々なサービスを試す傾向が強い。
さらに、サブスク利用者の約3人に1人が無料お試し期間が終了した際に解約していることも判明しており、簡単に契約できる一方で解約も容易であることが解約率の高さに寄与している。
このような背景から、企業は顧客を維持するためのリテンションマーケティング戦略を強化する必要がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6cc3a45164c1a748b05f5a5e79c2fc415e6cac31
20代のサブスク離れに関するコメントでは、重複するサービスの解約や、各ジャンルごとに1つのサービスを選ぶ傾向が強調されていました。
多くの人が、必要なサービスを厳選し、無駄な出費を避けるために解約を検討していることが分かりました。
特に、複数のサブスクを契約した結果、使わないサービスを放置して無駄に支出してしまうことに対する後悔の声が多く寄せられました。
例えば、スポーツコンテンツをシーズンオフに契約しても無駄だと感じる人が多く、契約内容を見直すことが重要視されていました。
また、解約の手間や手続きが煩雑であることが、契約時の慎重さを促す要因ともなっていました。
さらに、サブスクの便利さとコストのバランスを考える声もあり、特に音楽や動画配信サービスに対しては、利用頻度やコストを意識して選ばれていることが伺えました。
全体として、20代のサブスク離れは、物価高や収入の伸び悩みの影響を受けており、必要なサービスだけを選ぶ合理的な判断がなされている様子が見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
私は重複するサービスは解約して、各ジャンル1サービスのみ契約するようにしています。
サブスクを複数契約すると自然と使わないサービスやコンテンツを解約するようになります。
便利だけど頻繁に使わないのならもったいないと感じるからねぇ。
解約が大変だとそれをコストに感じるので入会も慎重になりますね。
サブスクは食べ放題の焼肉みたいなもので、実際は数十分でお腹いっぱいになります。