11月のメモリー半導体市場でDRAMとNANDの価格が大幅に下落。供給過剰と低価格競争が影響し、需要も低迷中。
DRAMeXchangeのデータによると、パソコン用DRAMの平均価格は前月比で20.59%減少し、1.35ドルとなりました。
この価格は昨年10月からの上昇傾向が続いていましたが、8月から下落に転じ、9月には17.07%の急落、10月には変動がありませんでした。
一方、NAND型フラッシュメモリーの平均価格も29.80%の減少で2.16ドルとなり、昨年10月からの5カ月間の上昇が終わりを告げました。
供給過剰の状況が続く中、PC業者が在庫管理に注力し、全体的な市場需要が低迷しています。
また、一部のメモリー供給企業が低価格競争を展開しており、これが価格下落を助長しています。
市場調査会社トレンドフォースは、台湾の供給企業が市場シェアを拡大しようとする中で、NAND型フラッシュメモリーの価格が下落したと指摘しています。
PC業者の在庫水準は、今年第4四半期初めの段階で10~16週分とされ、年末までに8~14週に減少させることを目指しています。
このため、メモリーの仕入れを遅らせる見込みです。
さらに、12月の価格回復も消費改善が遅れているため、期待できないとの予測が立てられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2dca725c6a5bda8192b704101a717977bdc06d16
11月のメモリー半導体価格が急落したニュースに対するコメントは、主に供給過剰と需要低迷の影響を指摘する内容が目立ちました。
特に、多くのコメントが韓国の半導体業界、特にサムスンやSKハイニックスの厳しい状況を心配していました。
これらの企業が高帯域幅メモリー(HBM)に依存していることに触れつつ、今後の経済状況が暗いと予測する意見が多かったです。
また、半導体メーカーの乱立による供給過剰も指摘され、かつての東芝のような状況を連想させる声もありました。
さらに、メモリー価格の低下が他の製品、特にSSDの価格にも影響を与える可能性についての期待や懸念が表明されました。
日本のNAND製造企業キオクシアのIPOについても、価格暴落の影響で買い手がつかないのではないかという懸念が示されました。
全体として、今後の需要や市場の動向に対する不安が多く、特定の企業の運命が国の経済に大きな影響を与えるとの意見がありました。
コメントの中には、韓国の経済がサムスンの動向に依存していることに対する疑問もあり、他国の状況を指摘する声もありました。
ネットコメントを一部抜粋
この高水準の在庫量のまま年を越しそうですね。
来年は今年以上の半導体需要の低下が見込まれてました。
需要以上の供給量なんでしょうね。
日本もNAND製造のキオクシアがIPOを予定していましたが。
やっぱりサムスンがコケたら韓国という国がコケる状態はおかしいと思っていました。