映画『TATAMI』が2025年2月28日に公開予定。イランの女子柔道選手の苦悩と闘いを描く社会派ドラマで、政治介入や女性の抑圧に焦点を当てている。ティザー予告も公開。
この作品は、第36回東京国際映画祭で審査委員特別賞と最優秀女優賞を受賞した社会派ドラマで、イランを舞台にしたサスペンススリラーです。
物語は、スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、特にイラン社会における女性への抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の“戦い”を描いています。
監督は、イスラエル出身のガイ・ナッティヴとザーラ・アミールが共同で務めており、ナッティヴ監督は短編『SKIN』でアカデミー賞を受賞した実績があります。
撮影は全て秘匿状態で行われ、映画に参加したイラン出身者は全員亡命したため、イラン国内では上映不可となっています。
監督たちは、この作品が未来を共に築こうとするアーティストやアスリート、そして全ての人々への尊敬の印となることを願っています。
物語は、女子世界柔道選手権に挑むイラン代表のレイラ・ホセイニとコーチのマルヤム・ガンバリが、金メダルを目前に政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるよう命じられ、自由と尊厳のために戦うかどうかの選択を迫られるという緊迫した状況から展開されます。
公開されたティザー予告では、試合前の緊迫したシーンや、レイラの感情が爆発する瞬間などが捉えられ、観客の期待を高めています。
映画『TATAMI』は、ただのスポーツ映画ではなく、政治的なメッセージを含む作品として注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ba2ad02fd4b3b7ba3bd4145946f1258791f076db