AWSが新サービス「AWS Data Transfer Terminal」を発表。データストレージを持ち込んで高速転送できる場所をロサンゼルスとニューヨークに開設し、今後の拡大が期待される。
要約すると米Amazon.com傘下のAWS(Amazon Web Services)は、2024年12月1日(現地時間)に開催される年次イベント「AWS re:Invent 2024」に先立ち、新サービス「AWS Data Transfer Terminal」を発表しました。
このサービスは、データストレージデバイスを持ち込むことで、AWSのクラウドにデータを高速で転送できる“安全な物理的な場所”を提供するものです。
初めてのターミナルはロサンゼルスとニューヨークに設置され、今後は世界規模での展開を予定しています。
利用者はAWSコンソールにログインして予約を行い、予約時には写真付きの身分証明書の提示が求められます。
予約後には、場所の詳細やアクセス手順が記載された確認メールが送られ、ターミナルに到着した際に身分証明書を提示することで転送用の部屋に入室できます。
持ち込めるデバイスには、ノートPC、SSD、AWS Snowballなどのデータ転送ツールが含まれています。
また、ターミナルにはAWSネットワークに接続された100Gの光ファイバーが最低でも2本設置されており、高速なデータ転送が可能です。
料金は時間制で、詳細はAWSの料金ページで確認できます。
AWSは以前にも、エクサバイト規模のデータを搬送する専用大型トラック「Snowmobile」を2016年に発表しましたが、このサービスは今年4月に終了しています。
新たなデータ転送ターミナルがどのように利用されるか、今後の展開が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c1e39abe67df20d78a0560171a0f31a322f943d